ポカリスエットがむくみに与える影響とは?原因による使い分けが必要

ポカリスエット むくみ

最近は気温の上昇もあって、水分補給に気を使っている方も多いでしょう。

スポーツドリンクの代表格であるポカリスエットは、熱中症対策などで用いられることの多い飲料です。

しかし、よく顔や足にむくみが出る人の場合、ポカリの飲み方には注意する必要があります。

ポカリとむくみの関係性について、ぜひこの機会に知っておきましょう。

ポカリスエットとむくみ(浮腫)

むくみが起きるのにはいくつかの原因がありますが、代表的なのは水分や塩分の摂り過ぎによるむくみです。

しかし、水分や塩分に起因するむくみは、ポカリスエットとあまり相性が良くありません。

水分過多によるむくみについて

むくみを起こす原因の中でも、とくに代表的なのが水分の摂り過ぎです。

我々が摂取した水分は、主に大腸から血液の中に吸収されます。

血液中の水分は常に一定のバランスに保たれており、水分が減ってくれば補充を促し、逆に余分な水分があれば血管の外へ出そうとします。

この働きによって、血管内にある余計な水分が皮下にしみ出し、それがむくみを起こす原因になってしまうのです。

ポカリスエットは、主に発汗時を想定して水分量が調節されているため、水分過多になっている状態で飲むのは、あまりおすすめできません。

短期間に多量のポカリを飲んだり、毎日続けて飲んでいた人が、顔や足がむくんでしまったという報告事例もいくつか存在します。

水分過多によるむくみが疑われる場合には、スポーツドリンク類を飲むのは少し控えた方が良いでしょう。

水分過多への対策

むくみの原因が水分にあるといっても、単純に飲む水を減らせば良いわけではありません。

水の摂り過ぎとは反対に、血管内の水分が減って脱水状態になった場合でも、むくみが起きる場合があるからです。

また、水分摂取を減らすと新陳代謝が低下し、老廃物を排出する機能も低下してしまうことになります。

水分補給の量はそのまま維持しつつ、水分を過度に体に溜め込まないよう、汗や尿で排出して水分バランスを整えるのが一番良い方法です。

そのためには、1日に運動する時間や量を増やしてなるべく汗をかき、水分消費量を増やすことでバランスをとるのが最も健康的な方法です。

なお、むくみを起こす原因には体の冷えもあります。

冷たい水ばかり飲んでいるとむくみやすくなるので、水分補給にはなるべく白湯や常温の水を用いましょう。

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塩分過多によるむくみについて

むくみを起こすもう一つの大きな原因が塩分の摂り過ぎです。

我々の体を循環している血液は、常に電解質のバランスが一定になるように調整されています。

血液中の塩分濃度が高くなると、電解質をコントロールしている腎臓が、バランスを整えるために血管内に水分を蓄えるように指示を出します。

この働きによって血管内の水分が増えるので、余った水分が細胞に染みだし、結果的にむくみを起こすことにつながるのです。

ポカリスエットは、熱中症対策としても使われるように、水分と一緒に「塩分」が含まれています。

ポカリスエットは発汗時を想定して作られているため、汗をかいていない状態で飲むには塩分量が多く、飲み過ぎると塩分過多になってしまう恐れがあります。

塩分過多への対策

塩分の摂り過ぎには、ミネラルの一種であるカリウムが有効です。

カリウムには、血管内にある余分な塩分の排出を促してくれる働きがあります。

カリウムが含まれている食べ物を意識的に摂ることは、血管内の塩分バランスを整え、むくみを抑えることにつながります。

ポカリスエットにもカリウムは入っていますが、同時に水分や塩分も摂ってしまうことになるので、むくみがある場合は避けたほうが無難です。

カリウムを摂る場合には、他の食材を用いましょう。

【カリウムが豊富な食べ物】

<野菜>
ほうれん草・きゅうり・さつまいも・さといも・パセリ・枝豆

<果物>
バナナ・アボカド・干し柿・干しぶどう

※ただし、カリウムを摂りすぎると「高カリウム血症」になる恐れがあります。

カリウムは普段の食事からもある程度摂れるので、過剰摂取には十分気をつけましょう。

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ポカリがむくみに有効なケース

ポカリがむくみに有効なケース

ポカリスエットは、水分や塩分の摂り過ぎで起こるむくみとは相性が悪いですが、なかには有効に働くケースもあります。

むくみは水分を摂りすぎた場合だけでなく、逆に水分不足になった時にも発生することがあります。

その代表例はアルコールを飲んだ時です。

私たちの体は普段、常に体内の水分が一定に保たれるよう、抗利尿ホルモンの働きによって尿の生成をコントロールしています。

しかし、アルコールには抗利尿ホルモンを抑制する作用があり、飲酒後は必要以上に水分が排出されるようになってしまうのです。

アルコールを飲み過ぎた翌日に顔がむくんだりするのは、体内から水分が排出されすぎて、脱水になった影響によるものです。

一般的に、寝る前に水を飲むとむくみやすいといわれますが、大量に飲酒した後に限っては、脱水予防のために水分を摂ることが重要になってきます。

飲酒後にポカリスエットを飲むことは、むくみの原因となる血管内の水分不足を補うことにつながります。

なお、ポカリには二日酔いの症状を防ぐ成分が豊富に含まれているので、翌日への影響が気になる場合にも有効な方法です。

※ポカリが二日酔いに効く理由については、下記の記事で解説しています。

ポカリスエットとアルコールの関係性|酔いやすくなる噂は本当か?

むくみの原因は多岐にわたる

ここまで、水分や塩分の摂り過ぎで起こるむくみについて触れてきましたが、むくみの原因はこれだけではありません。

同じ姿勢を取り続けていることで起きるものや、病気の症状のひとつとしてむくみが出るものなど、原因は非常に多岐にわたります。

【むくみが発生する原因】

<病気などに起因するもの>
心不全・肝硬変・腎不全・肝不全・下肢静脈瘤・深部静脈血栓症・子宮筋腫・膠原病・リンパ浮腫・甲状腺機能低下症・蜂窩織炎

<姿勢や習慣に起因するもの>
栄養失調・エコノミークラス症候群・長時間の立ち仕事・筋力不足・運動不足・水分過多・塩分過多・飲酒の後

むくみが慢性化していたり、なかなか治らない場合には、病気などが隠れている可能性もあります。

気になる場合は医療機関を受診して検査を受け、原因を探ってみるようにしましょう。


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まとめ

ポカリスエットは、発汗時を想定して水分や塩分の量が多めになっています。

そのため、水分や塩分の摂り過ぎで起こるむくみとは相性が悪く、飲みすぎればむくみを誘発してしまう場合もあります。

むくみを改善するためには、減塩やカリウムの摂取、運動を増やして筋肉をつけるなど、生活習慣の改善が大切になってきます。

むくみには色々な病気が隠れている可能性もあるので、慢性化している場合には医療機関を受診して原因を特定しましょう。

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